3月 22 2019

週末に娘と妻がホリデー 日帰り旅行に行って、旅費が安く済んだので!とたくさんのお土産を買ってきてくれました。だったら男同士でたまには旅行でも、ということで高校生の息子の春休みに、二人だけで台湾旅行へ行ってきました。息子が修学旅行でシンガポールへ行くためにパスポートを取得。どうせなら予行練習とばかりに張り切って出かけたのです。

息子が海外旅行に慣れること、そして小籠包などの美味しい台湾グルメを堪能することなどが二人の共通の目的。初めての海外は緊張の連続になるのが普通です。今後の息子の人生では数多く海外へ足を運ぶことになると思いますが、少しでもノウハウを詰め込んでおいてあげればきっと役に立つだろうと思い立ってのことでした。

到着日の夕方に向かったのが士林夜市です。宿泊したホテルからMRTを乗り継いで最寄り駅に到着。MRTのチケットコインの買い方なども息子にしっかりと説明しました。士林夜市では入り口付近で早くも臭豆腐の臭いに二人とも苦しめられましたが、チキンフライやタピオカティーなどの定番商品を楽しんで腹いっぱい。大満足で初日を終えました。

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翌日は朝から九份観光へ。現地生活が長かった友人が、知り合いのタクシーを丸一日貸し切りで手配してくれたので、ホテルからずっとその運転手さんにお願いしました。細い坂を歩きながら『千と千尋の神隠し』のような雰囲気を満喫し、道の両側に軒を連ねる飲食店で色んな食べ物に挑戦しました。ちょっと日本人が苦手かもしれない八角!?の香りがする料理は食べきれませんでしたが…。夕食は台北へ戻ってから小籠包専門店へ。現地人に人気だとタクシー運転手に教えてもらったお店ですが、何を食べてもとても美味しかったです。空芯菜などの炒め物も最高でした。

楽しかったのは露天風呂に行った時です。さすがに海外で裸になるものどうかと思っていたので、水着を着用したまま入れる温泉へ出向きました。段々畑のような造りで4~5つの露天風呂が造られていたのですが、一番上から下へ向かって徐々に温度が下がる構造でした。

最初は下の方で遠慮がちに入っていたら現地の肝っ玉母ちゃんみたいな人に「あんたたち日本人かい?」と声をかけられました。「こっちに来な!」と息子が手を引かれて一番上の浴槽へ連れて行かれたのですが、めちゃくちゃ熱くて衝撃でした。44~45℃はあるんじゃないでしょうか?私たちは「熱い、熱い」と下のぬるい浴槽へ移動しようとしましたが、おばちゃんたちがそれを許してくれません。ここが最高!みたいに親指を立てて私たちをブロック。身体も顔も真っ赤に茹でダコみたいになるまで離してくれませんでした。日本人ということで親切にしてくれたようですが、そのあとロッカーでしばらく休まないといけないほどのぼせてしまいました。「マジおせっかいだったな!」と大笑いしながら帰路につきました。

怖かったことと言えば、朝の通勤ラッシュの時間帯。友人に勧められたパイナップルケーキのお店までホテルから散歩していたのですが、そこに大量の原付スクーターが!横断歩道を渡ろうとしても、原付がじゃんじゃん右左折して突っ込んでくるのです。信号待ちしている原付の様子をしっかり把握してから渡らないと確実にひかれますね、あの状態では。日本とは違っていろいろなカラーや柄のマスクをした集団が全速力で走っている姿は、まるで暴走族のようでした。本当に怖かったです。

夕食を食べるためにレストランに行った時、若いホールスタッフの女性から英語で「いつも台湾を助けてくれてありがとうございます」と言われて感動しました。私も「東日本大震災の時はたくさん寄付してくれてありがとう」とすかさずお礼を。普段から心の中でそのようなことを思ってくれている台湾人がいると知って深く感動し、一層台湾のことが好きになりました。また近いうちに再訪した